「知夫赤壁(ちぶせきへき)」は、島根県隠岐郡知夫村の知夫里島西海岸にある、高さのある赤褐色の断崖が約1kmにわたって続く景勝地です。「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」を代表する景観のひとつで、知夫里島が生まれた約600万年前の火山活動の痕跡がむき出しになっており、国の天然記念物にも指定されています。青い日本海と赤い岩肌のコントラストが印象的で、隠岐を代表する景観のひとつです。
赤く見えるのは、鉄分を多く含んだマグマが噴出し、空気に触れて酸化したためです。火山活動によって積み重なった溶岩や火山噴出物が、その後長い年月をかけて日本海の波や風に削られ、現在の切り立った断崖になりました。岩肌をよく見ると地層が幾重にも重なり、マグマが地中を通った「火道」も確認できます。単なる絶景だけでなく、島がどのようにできたのかを目で見て感じられる場所でもあります。
知夫赤壁が特に美しいのは夕方です。西向きの断崖に夕日が当たると、もともと赤い岩肌がさらに濃い朱色に染まり、紺碧の海との鮮やかな対比を楽しめます。時間帯や天候によって岩壁の色合いが大きく変わるため、晴れた日の夕方を狙って訪れるのもおすすめです。
来居港からは車で約20分で、駐車場から展望ポイントまでは遊歩道を5分ほど歩きます。周囲は牧草地が広がる開放的な環境で、途中では放牧されている牛に出会うこともあります。知夫里島最高峰の「赤ハゲ山」も近く、島前カルデラを見渡せる360度の大パノラマと合わせて巡ると、知夫里島の火山地形をより深く楽しめます。


施設インフォメーション
| スポット名 | 知夫赤壁 |
| 住所 | 〒684-0100 島根県隠岐郡知夫村 |
| 駐車場 | 4台(無料) |
| アクセス | 知夫里島・来居港から車で約20分 駐車場から遊歩道を徒歩約5分 |









