夏でも真冬のような風でヒンヤリ涼しい不思議な風穴
「八雲風穴」は、島根県出雲市佐田町の山あいにある、自然の冷気を体感できる夏季限定の観光スポットです。八雲風景があるのは、約500年前に開山した「福泉坊」の隣です。当時より「清涼山」と呼ばれ、冷たい風が吹く地域であったと伝えられています。
昔、まだこの地域が海だった頃に、火山の噴火によって流出した溶岩が堆積し、その岩の隙間を流れる空気の対流によって、風穴から冬季の冷えた外気が吸い込まれ、地下の岩石を冷やします。春から夏にかけて、その冷却された岩石によって岩の隙間の空気が冷やされて地表に流れ出すことで、夏に冷風が出ると言われています。
暑い日でも風穴の中はひんやりとしており、地下2階では5℃と肌寒く感じるほどです。この冷気は昔から「天然のクーラー」として利用されてきたそうで、明治時代に作られた石垣は、大正時代には蚕の卵を冬眠状態で保存するために、昭和には国有林の樹種の保存や、お茶業者がお茶の保存に使用してきたそうです。

一般公開は夏を中心とした限られた期間のみで、2026年は7月17日から9月6日まで開園します。開園時間は9時から17時までです。自然現象を利用した施設なので、気象状況などによって公開条件が変わる可能性もあり、遠方から訪れる際は事前に確認しておくのがおすすめです。
周辺には、スサノオノミコトを祭る須佐神社があり、参拝とあわせて立ち寄れます。施設の売店では、ラーメンや地元野菜、お土産品のほか、風穴の冷気を利用して保存した酒類なども扱っています。JR出雲市駅から車で約40分と交通の便がよくない場所にあるため、車やレンタカーで向かうのが便利です。
施設インフォメーション
| スポット名 | 八雲風穴 |
| 住所 | 〒693-0501 島根県出雲市佐田町朝原1671-1 |
| 開園期間 | 2006年は7月17日(金)~9月6日(日) |
| 営業時間 | 9:00~17:00 |
| 入場料金 | 中学生以上:200円 小学生:100円 未就学児:無料 |
| 定休日 | 開園期間中は無休 ※天候によって閉園する場合もあります |
| 駐車場 | あり、無料 |
| アクセス | JR出雲市駅から車で約40分 道の駅掛合から車で約15分 |









