ハート出版は、岡山県高梁市にある備中松山城で全国的な人気を集める「猫城主」さんじゅーろーの実話を描いた児童書「猫城主になったさんじゅーろー」を発売します。著者は西松宏氏。
2018年(平成30)年7月に発生した豪雨(西日本豪雨)で甚大な被害を受けた岡山県高梁市。災害で傷ついた人々に希望を与えた一匹の迷い猫との出会いを描いた、実話に基づく感動のノンフィクションです。

豪雨災害後の備中松山城に現れた猫城主
西日本豪雨では、岡山県高梁市でも浸水などの被害が発生しました。市の観光名所である備中松山城でも登城道が崩れ、一時閉城を余儀なくされました。
復旧作業が続くなか、標高約430メートルの臥牛山に建つ備中松山城に現れたのが、茶白の雄猫でした。人を恐れず来城者に近づく猫は、新選組隊士で備中松山藩出身の谷三十郎にちなんで「さんじゅーろー」と名付けられます。
その姿がSNSや報道を通じて広がると、さんじゅーろーに会うことを目的に、全国から猫好きや歴史ファンが備中松山城を訪れるようになりました。

猫城主と高梁市の観光復興を描くノンフィクション
『猫城主になったさんじゅーろー』では、さんじゅーろーが備中松山城で暮らすようになった経緯と、豪雨災害からの復旧に取り組む地域の人々との関わりを描いています。
来城者との交流や失踪騒動、飼い主との再会など、猫城主として知られるまでの出来事を紹介。さんじゅーろーを通して、動物と人とのつながり、家族や命の大切さ、災害を経験した地域が前へ進む過程を伝える内容です。
児童書として読みやすい構成ですが、備中松山城や高梁市の観光復興を知る地域ノンフィクションとして、大人も手に取れる一冊となっています。
前作刊行後の7年間を新章として収録
本書は、2019年に刊行されたフォトブックをもとに、新たな第6章を書き下ろした新装版です。
前作の刊行後に起きた新型コロナウイルス禍による来城者の減少、長年さんじゅーろーを世話してきた「じいや」の引退、新しいスタッフへの世代交代などを収録しています。
さんじゅーろーのこれまでの歩みに加え、人間の年齢に換算して還暦を迎えた現在の様子まで描かれています。

『猫城主になったさんじゅーろー』書籍情報
【書名】『猫城主になったさんじゅーろー』
【著者】西松宏
【発売日】2026年7月28日(火)
【価格】1,760円(税込)
【仕様】A5判上製、168ページ
【ISBN】978-4-8024-0250-7
【発行】ハート出版
【内容】備中松山城の猫城主「さんじゅーろー」と、西日本豪雨からの地域・観光復興を描いた児童書ノンフィクション





