株式会社阪急交通社は、2026年の夏休み期間にあたる7月15日(水)~8月31日(月)出発の募集型企画旅行について、予約状況に基づく旅行動向を発表しました。
海外旅行の予約人数は前年比98.0%とやや減少した一方、国内旅行は前年比103.0%と前年を上回っています。物価上昇や円安、燃油サーチャージの高騰などの影響が見られるなか、国内では祭りや花火、季節のイベントを目的にした旅行が堅調です。
2026年夏休みの旅行予約は国内旅行が前年超え
2026年夏休み期間の旅行予約では、海外旅行が前年比98.0%、国内旅行が前年比103.0%となりました。
海外旅行は一部で中東情勢の影響が見られるものの、需要は底堅く推移しています。一方、国内旅行は前年を上回り、夏休みならではの祭りや花火観賞を組み込んだツアーが選ばれています。
ゴールデンウィークと比べると、国内・海外ともに前年比はやや低下しています。旅行費用の上昇や円安、燃油サーチャージの高騰などが、夏休みの旅行計画にも影響しているとみられます。
海外旅行はヨーロッパと近隣アジアが堅調
海外旅行の出発日ピークは、1位が8月7日(金)、2位が8月20日(木)、3位が8月5日(水)です。お盆前後の平日に出発が集中しています。
旅行先では、引き続きヨーロッパが大きな割合を占めています。台湾や韓国などの近隣アジア圏も堅調で、シンガポールやマレーシアは前年を大きく上回っています。
また、ハワイ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、中南米も前年から伸びています。長距離方面ではビジネスクラスの利用率が高まり、中南米や北米では4人に1人がビジネスクラスを選択しています。宿泊施設でもハイグレードなホテルを利用する商品が好まれており、夏休みの長期旅行については、ラグジュアリーな体験を重視する志向が強まっています。
前年同期比の伸び率は、1位がオーストラリア、2位が中南米、3位がインドネシアとなっています。

国内旅行は祭り・花火観賞ツアーが人気
国内旅行の出発日ピークは、1位が8月2日(日)、2位が7月26日(日)、3位が8月3日(月)です。
方面別では、北陸・甲信越が1位となりました。「長岡まつり大花火大会」や「立山黒部アルペンルート」を巡るツアーが予約を伸ばしています。
2位の近畿では、淡路島や岡山への日帰りバスツアーが手軽な旅行先として選ばれています。3位の北海道では、函館や札幌を拠点にした温泉とグルメの定番プランが支持されています。
また、この時期にしか味わえない体験への関心は例年高まっており、東北方面では、「青森ねぶた祭」や「秋田竿燈まつり」など、東北夏祭りを巡るツアーが好調です。5位の関東方面では、観劇やオールインクルーシブの温泉リゾートを組み込んだ旅行が選ばれています。
四国は小松島港まつりやよさこい祭り、阿波踊り関連ツアーが伸長
前年同期比の伸び率では、1位が四国、2位が九州、3位が東海となりました。
四国では、航空自衛隊「ブルーインパルス」の展示飛行が予定されている「小松島港まつり2026」日帰りツアーのほか、「よさこい祭り」「阿波踊り」の観覧を組み込んだツアーが予約を伸ばしています。
夏休みの国内旅行では、単に移動や宿泊をするだけでなく、現地での祭り、花火、季節限定の体験を目的にした旅行が目立っています。中国・四国地方でも、夏祭りや花火大会を組み合わせた旅程を検討する人が増えそうです。

2026年夏休み旅行予約動向の概要
| 対象期間 | 2026年7月15日(水)~8月31日(月)出発 |
| 対象ツアー | 阪急交通社 募集型企画旅行 |
| 調査日 | 2026年6月22日 |









