最上稲荷は、正式名称を「最上稲荷山妙教寺」といい、1200年余の歴史を持つ日蓮宗の寺院です。伏見・豊川と並ぶ「日本三大稲荷」の一つに数えられ、岡山県内でも屈指の参拝者数を誇ります。最大の特徴は、明治時代の神仏分離令の際、特別に「神仏習合」の形態が許された点にあります。そのため、お寺でありながら巨大な鳥居(高さ27m)や注連縄があり、独特の宗教文化を今に伝えています。
最上稲荷までの参道には門前町が連なっており、名物の「ゆずせんべい」や「ご縁まんじゅう」などを楽しむことができます。また、お稲荷さんにお供えするための油揚げなども販売しています。ゆずせんべいはザラメが付いた小さな丸いせんべい。ゆずの香りが癖になる岡山の冬の風物詩です。
参拝の見どころ
本殿(霊光殿)
間口・奥行ともに24mという圧倒的なスケールを誇る建物です。最上位経王大菩薩を中心とする「最上三神」が祀られており、家内安全や商売繁盛の祈願に多くの人が訪れます。
仁王門と旧本殿
登録有形文化財の「仁王門」には、黄金の草鞋(わらじ)や大きな白狐の像が鎮座しています。また、岡山市重要文化財の「旧本殿(霊応殿)」は江戸時代に再建された貴重な建造物です。
縁の末社(えんのまっしゃ)
全国的にも珍しい「縁切り」と「縁結び」の両方の神様が祀られています。悪縁を断ち切る「最正位離別天王」と、良縁を結ぶ「最正位縁引天王」を順に巡る「両縁参り」は、人生の転機を願う参拝者に高い人気があります。
施設インフォメーション
| 施設名 | 最上稲荷山妙教寺 |
| 住所 | 〒701-1331 岡山県岡山市北区高松稲荷712 |
| 参拝時間 | 境内自由(24時間参拝可能) ※祈祷受付・窓口:5:30〜16:30 ※寒松庭(庭園)拝観:9:30〜15:00 |
| 入場料金 | 開花状況によって料金が変動します。 |
| 定休日 | 無料(境内拝観自由) ※庭園「寒松庭」など一部施設は有料(500円〜) |
| 駐車場 | 有り(周辺に民間駐車場が計約5,000台分) 料金:通常300円〜 / 正月期間1,000円〜 ※寺院境内には身障者用駐車場(4台)のみ |
| アクセス | 【電車】JR桃太郎線(吉備線)「備中高松駅」からタクシーで約5分 【バス】JR岡山駅から中鉄バス「稲荷山」行きで約30分(終点下車) 【車】岡山自動車道「岡山総社IC」から約10分 |







