岡山県高梁市の標高約500メートルの高原に位置する吹屋ふるさと村は、江戸時代から明治にかけて、銅の鉱山と、酸化鉄から成る赤色顔料「ベンガラ」の生産で莫大な富を築いた商家が建ち並ぶ町並み保存地区です。
町並み全体が赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一されており、他にはない美しい景観を作り上げています。これらの町並みは、『「ジャパンレッド」発祥の地 ~弁柄と銅の町・備中吹屋~』として2020年6月19日に日本遺産に認定されました。
見どころは多岐にわたります。国指定重要文化財の「旧片山家住宅」では、ベンガラ製造を営んだ豪商の豪華な暮らしぶりを垣間見ることができます。
少し足を伸ばせば、映画「八つ墓村」のロケ地としても知られる「広兼邸」や、かつての銅山跡を歩ける「笹畝坑道」(事前予約制 ※最新情報は公式サイトで確認)など、繁栄の歴史を体感できる施設が点在しています。
また、鉱山の守り神を祀った「山神社跡」には、明治期に三菱が寄進したスリーダイヤ入りの玉垣が残り、近代日本の産業発展の足跡を伝えています。
商店街にはお土産屋や飲食店が並んでいます。地元産の唐辛子とベンガラ色をイメージした「吹屋の紅だるま(柚子胡椒)」のほか、ベンガラ染めのバッグやスカーフも定番のお土産です。
吹屋は山深い場所に位置しているため、冬場はスタッドレスタイヤなどの雪対策を検討する必要があります。公共交通機関(バス)は本数が限られているため、事前に時刻表を確認し、ゆとりを持った計画を立ててください。
施設インフォメーション
| 施設名 | 吹屋ふるさと村 |
| 住所 | 〒719-2341 岡山県高梁市成羽町吹屋 |
| 駐車場 | 下町観光駐車場(約100台、無料) 千枚駐車場(観光バス5台、無料) |
| アクセス | 【車】中国自動車道「新見IC」より約30分、または岡山自動車道「賀陽IC」より約50分。 【バス】JR伯備線「備中高梁駅」より備北バス「吹屋」行きで約55分。 |






